ブラシノキ
学名:Callistemon spp. フトモモ科
一般名:ブラシノキ、カリステモン Bottle Brush (ボトルブラッシュ)
原産地:オーストラリア 常緑樹
ーーーーーーー
あそこに、なんか赤い花が咲くことは知っていた。
それが、ブラシノキだったなんて・・・
おー、おまえさん、こんなとこにいたなんて~~
そこは、うちのマンションの庭
こんな所で、ブラシノキに会えるとは思っても見なかった。
あまりの激しい咲きっぷりに、
シンガポールが懐かしくなって、
つい、にんまり、
そのうち、嬉しくてあふれんばかりの笑顔になってしまった。
ーーーーーーー
そんなことを思っていたら、ウリさんからメール!「見たんです!ボトルブラシノキ!」ウリさんも新浦安の明海大学の敷地内で見たとか・・・調べてみたら、結構日本でも咲くんですね!シンガポールでは、あちこちで見た友達のような木です♪
長い枝先に花が咲くので、ボトルブラシと言うよりは、私には煙突掃除のおじさんが肩にかけてたブラシに見えてしょうがないのですが・・・。煙突掃除のおじさん・・・今じゃいる訳ないな。自転車に乗ってたおじさんの顔が目に浮かびます♪
旅先のシドニーでは、街路樹としてたくさん植えられていました。そこにインコちゃんが普通にいたりして・・・
その記事はこちらを見て下さいね。
五色インコ・ロリキータちゃんがブラシノキにたくさんいましたよ!
http://sketchdiary.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/rainbow-lorikee.html
ブラシのような赤い花序は、たくさんの花が集まって咲いています♪その咲き始めがかわいいの・・・
突然大きすぎた~? でも、めちゃくちゃかわいいでしょ?!笑 この写真大好き!雌しべの色がちょっと濃いの分かります?左から2列目の一番上の花の雌しべが良く分かる・・・その隣の2本の雄しべもかわいい~~。そうそう、学名のカリステモンというのは、「美しい雄しべ」という意味だそうですよ。花びらやガクは緑色で小さくてほとんど退化しています~!
さて、このブラシノキの実、それはこんな風についてます。
細長い枝をずっと良く見てみると・・・たくさん実がついているのが見られます。すぐ手前のが去年の実、その先に2年前の実、その先に3年前の・・・と言う風に・・・。普通の木の実の様にポロンポロンと落ちないでしっかり枝にくっついてます。じつは、この実たち、じーーと、何かを待ってるんです~~!!!
何を待ってるの??
それはね、山火事 へえ~~!オーストラリアはとても良く乾燥しているので、タバコの火がなくても、山火事になっちゃいます~!油分を多く含んだユーカリの木がほとんどだしね~~もちろん、タバコが原因のときも・・・ふふ、いずれにしろ、山火事が頻繁に起きるオーストラリアでは、山火事のときにこの実が焦げて、初めて、実から種がこぼれ落ちるのです~ 言って見れば、山火事が起きなくちゃ、この木は子孫を作れないの~
へーへーへー!でしょ?!
そこで、ちょっと暇だったので、遊んでみました
なんてったって、庭にあるので・・・種をちょっといただきに~~!そして、カッターで切ってみました。どんな種が入ってるのか・・・ちょっと興味津々。。。
こんな種でした!長さ1mmです。
もうちょっと遊びたくなりました
そこで山火事を起こしてみようと思い・・・笑
ベランダで燃やしてみました。いい感じ・・・久し振りの火遊び~~笑
ところが、ふと思った。もしこれで、実がはじけたら、
あのちっちゃい種じゃ、 どこにあるか分からないじゃない~?!と、思い直し。。。
今度は、台所に行き、フライパンで焦がしてみることに ・・・ですが、ですが、、、フライパンに移す前に、炎で焦がしただけの実2個から種が出てきました~~へーー、そんなに簡単に出ちゃうのね~でも、出るには私が振ってみたんですけどね。。。
それがこれ。
さあ、フライパンで料理しましょ!!
10分ぐらい炒ってみました♪
それが、面白いことに、しっかり閉じてた蓋がだんだん開いてきて、種が見えてきたのです~~
しっかり硬いのもあるけどね。。。
いやー、面白い!
だいぶ開いてる・・・丸いとこが橙色なのは種。一番右はまだ少し・・・
あまりに焦げてきてので火を止めてみて、中を振ってみると、
おおー!種が出てきた!でも、種は焦げても大丈夫なのかな?そんなことを思った瞬間、パチン!パチーン!と、数個の実がフライパンの中で爆発!!びっくりした~~笑 弾けた途端、ちいさなかわいい種がフライパンに散りばめられたのでした~!
いやーー、久し振りに遊んだぁ♪
楽しい実験でした♪
実の蓋が開いても、どうにかして実が動かないと種がこぼれませんよね。炎であぶったりすれば、実が割れるのかな・・・その辺のことは、このちゃちな実験では、分かりませんでした。
山火事が起こり、大きな木がなくなり、火事後の開けた土地に種がこぼれ落ちる。。。焼けた木の灰は栄養になる。。。うまくできてはいるけれど、その確立たるや厳しそう!!!だから、あんなに多くの種をこぼすんですね。
木もあらゆる作戦で必死に命を繋いでるのですね。
多くの種が土にこぼれても、
無事育つのはほんの一握り。
私も
当たり前のように生きているけれど、
当たり前ではないことを
風に舞う種を見ながらよく思います♪
では
*********
最近のコメント