センナ
学名:Cassia angustifolia Vahl. マメ科
Common name:Tinnevelly Senna チンネベリセンナ
原産地:インド
観察:スンガイブロー湿地保護区
久しぶりに植物ねたです。
先日スンガイブローに行ったとき、センナなる植物を初めて見ました。皆さんもセンナという言葉は耳にしたことありますよね。下剤で、またはスリムになる健康茶で?でも、実際に植物を見たことはない・・・ですよね。熱帯ではそれも見れちゃうんですね。感激!
センナ茶って、どこを飲むの?これを機会にちゃんと調べてみようってことで、ネット検索してみました。
●まずは日本薬局方での基原植物の定義から~
センナ(senna)とは生薬の一種で、ジャケツイバラ科(またはマメ科)の植物で学名Cassia angustifolia、またはC. acutifoliaの小葉のことである。 ふむふむ
大きく2種類あるのね。
もっと調べると、
・センナは主として、「チンネベリー・センナ」と「アレキサンドリア・センナ」の2種類があります。
・「チンネベリー・センナ」は、インド南部チンネベリー地方で生産され、
・「アレキサンドリア・センナ」は、アフリカの東北部ナイル川流域の野生品から採取されアレクサンドリア港から輸出されたことから、それぞれの名があります。
・日本では ほとんど「チンネベリー・センナ」が使用されています。
・センナ(Senna)は、インドのベンガル語に由来し、世界最古のエジプトの医学書「エーベルス・パピルス」に、「ヒマシ」や「アロエ」とともに収載されている緩下剤です。
調べてみると、葉っぱが少し丸っこいので、見たのはどうもチネベリー・センナのようですね。
うちの娘も含め、ダイエット、ダイエットとうるさくて、母としては気になり過ぎって思うのに・・・はたで見ていると大変です。海外に出ると皆若い人たちはエネルギッシュです。特に、欧米では。とても好ましく思えるんですよね、私には。バックパックを担いで、たくましく旅行しているわかいひとたちにはとても好感が持てます。ところが一方日本の若い女性群はどうも勢いがない!
そんな美貌を手に入れたい女性たちに人気なのが、スリムダイエット茶。センナを調べていると・・・そうなんだあ!と初めて知ったことがありました。
ーーーーーーーーーー
健康食品売り場、通信販売、巷にあふれているこれらの商品は大丈夫なのかな?危険はないのかな?これを飲んでいれば無理なく痩せられるってほんとかな???
医薬品として扱われる「センナ」というのは、チンネベリセンナまたはアレキサンドリアセンナという植物の小葉を指しており、茎は食品として扱われます。センナの茎のみが入っているお茶であれば、薬事法上問題ありません。しかし「センナ茎茶」と表示していながら、ティーバッグの中身を見ると、「センナ(センナの葉)」が入っているケースが度々あります。
実際の効果を生むために、緩下剤の「センナ」、食欲抑制剤の「フェンフルラミン」などの医薬品を添加した悪質な商品があります。
以前は簡単に「センナ」を見つけることができましたが、最近では、「センナ」の確認ができないように巧妙な手口でお茶に入れているものが増えてきました。
ということがあるらしいですね。これは、要注意 健康食品シリーズ-①
健康茶と「センナ」 というHPからですが、毎日、下剤を飲んでいて健康になるはずがないですものね。怖い話です。健康茶で健康を害してはね。意味ないですよね。被害報告が多いそうですよ。
ーーーーーーーーーーー
みなさん、麗しき美貌は簡単には手に入りません~~!注意しましょうね。少々太っててもかわいくていいじゃないですかーー娘からは、ママ!開き直ったらオシマイよ!などと言われておりますが・・・笑 南国に住むとすぐ南国体形になってしまいますわん。ほほほほ。
さて、黄色い花が印象的なセンナでした。
種はこんなのー
まるっこい葉っぱの上に、ちっちゃいバッタがちょこん。
明るい日差しがまぶしいスンガイブローでした。
お陰さまで、センナについてちょっと学びました。
たまには、お勉強。いいですね。
では
*************
最近のコメント