« 2009年12月 | トップページ | 2010年3月 »

2010年2月

2010年2月28日 (日)

ムクロジの実でお洗濯@インド

Rimg02701

フタバガキデザインのピアスに続いて、インドのウリさんがこんなものを見つけたよ~~!!と、送ってくれたのが、この写真。

「これ、なーんだ?」っていう件名で送られてきたメール。ふふ、こういう件名見ると、なんだなんだ??一体どんなメールが送られてきているのか嬉しくなっちゃいます。ウリさん、ありがとう!!!

      

まゆりさん、何だと思いますか?? あれですよ!あれ! ヒントは、あの鎌倉の神社です。答えは!! 無患字?でしたっけ?正しくは無患子だよ~♪わずらわないこども!) 石けんみたいにアワがでるもので、エコロジーショップなどで売ってるんです。

この小さな白い袋に五個くらいいれて、洗濯機に放りこんでお洗濯するものです。
使う前に1時間くらい水にひたさなければならないので面倒ですが
とってもエコロジーじゃないですか~!
ぜひともつかってみたいと思って先週かいました。
シンガポール ー 鎌倉 ー インド
つながってる! つながってる!
そしていよいよバンガロールではジャカランダがちらほらさいてきましたよ。
全開になったら写真をとって送ります。
おたのしみに!!
      
「ヒントはあの鎌倉の神社」というのは、去年一緒にウリさんと鎌倉に行ったときに見たんですよね。ムクロジ。あの日は楽しかったですね、あの日。何よ~どんな日よ~?なんて、ちょっと心動いた方は、こちらをどうぞ。ムクロジの説明もそちらで。http://sketchdiary.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-5df6.html
私もウリさん同様、初めてムクロジの木を意識した日です♪

学名:Sapindus mukurossi ムクロジ科

属名のSapindus をよく見てみると、indus とあるではないですか。。。

インドですよ!!!納得!!!

Sapは石鹸を意味するラテン語のsapoから来ています。まさに、インドの石鹸ですね♪日本では暖かい地方にはえていて、熱帯・亜熱帯でたくさん見られる木。皮に天然活性剤であるサポニンを約10%も含んでいて、昔はまさに洗濯に使われていました。

メールをもらった次の日。多田先生の講座で、小石川後楽園に行ってきました。そうしたら、晩秋に見られるはずのムクロジの実が、いまだに、たわわにぶら下がっているムクロジちゃんに出会っちゃいましたぁ!

Rimg08791

あー、不思議の神様がまたやってきたぁ!笑 このところ、見たいと思うものがよく現れるんですよ~~(ただの偶然じゃい!ははは)(誰にどう言われても私はそうは思わんわい!不思議が多いんだもん!) それにしても、こんな時期、こんなに実がついてるなんて。。。美味しいはずなのにね。。。

Rimg08851Rimg08861

多田多恵子先生の本に「種子(タネ)たちの知恵」という素敵な本があるのですが、その本の中で先生はこの種のことを

エミール・ガレのガラス工芸のように光が透ける、不思議で美しい実ーーとたとえてらっしゃいます。

いい表現ですよね。振ると中の種がコロコロと音を立てるのがまたかわいい。そばにいた生徒さんが、この黒い実を一時間ぐらいいって食べると、癖になるぐらいおいしい!!!ビールのおつまみに最適!と言ってらっしゃいました。この実は羽つきの羽の黒い実で有名ですよね。食べると癖になるほどの美味しさってどんなんでしょうね~

Img003_2 多田多恵子著。この本、超お勧め本です。ぜひぜひぜひどうぞ!ムクロジの種のところを読んで頂ければ、バッチリです。写真も多く、説明もとてもわかりやすくて、文章がすんなり頭に入ってくるんです!

ウリさん、お洗濯の結果はどうでしか?

インドのジャカランダの写真も、すっごく楽しみにしてますね~~ 

では

**********

 

| | コメント (0)

2010年2月26日 (金)

寒緋桜@浜離宮恩賜庭園

Rimg0780
学名:  Prunus campanulata バラ科
一般名: 寒緋桜 カンヒザクラ
台湾・中国に自生

浜離宮で河津桜に似たピンクの濃い桜を発見!

もしや、もしや 河津桜の片親の寒緋桜(カンヒザクラ)では?

もう片親の大島桜(オオシマザクラ)は見たことあるけど、寒緋桜お初です。わぁ~嬉しい! 近寄ってみると、確かに樹木札に寒緋桜とありました♪わぉ~!河津桜を見てから、私はお前さんに会いたかったのよー!

Rimg078212010.02.23

まだまだ一分咲きというところでしょう。あと一週間すれば、満開になりそうかな。うー、来週またこようかな?!学名の Prunusはスモモという意味。campanulataというのは鐘形という意味。以前は緋寒桜と言われていたのが、彼岸桜(ヒガンザクラ)と間違いやすいので、寒緋桜に変わったそうです。

散る時は、椿のように花ごとポトリと落ちます。河津桜も同じで、はらはらと花吹雪を楽しむタイプではないのですね。

花は全開にはならず、うつむき加減に咲くみたい。ガクがね、なんだか表面がゴツゴツ縮れてる感じ♪また行ってみて、いい写真が撮れたらアップしますね。

Rimg07451

浜離宮も、すっかり春。菜の花に梅。浜離宮庭園、春一番のポピュラーな風景ですね。

Rimg07651

関東たんぽぽもみーつけた♪

Rimg0733
上の方はハルさん。

もうひとつ、タブノキの冬芽が大きくて見事でした。タブノキ大好き!

Rimg0725

では

********

| | コメント (0)

2010年2月24日 (水)

河津桜

Rimg0589

ここ数日、やっと寒さから抜け出し、春の日差しが感じられるようになりました。
今年は、欲張って、桜を堪能しようと思っています。どれぐらい見れるかな~?!

まずは、伊豆の河津町まで、河津桜を見に行ってきました♪人混み覚悟で、それも日曜日。まあどうにかなるさーっ!笑 友達4人で、はとバスツアー。大海原をゆっくり眺めて温泉入って、食べて、吊るし雛も楽しんで~~

あー、覚悟はしていたものの、帰りに6時間半かかりました!!!ははは、6時間半ですよ!!!もうちょっとでシンガポールまで行けちゃいますよね。河津桜はさすがの人気です。

Rimg0580

学名:Prunus lannesiana Wils. cv. Kawazu-zakura

河津町田中の飯田勝美氏(故人)が1955年(昭和30年)頃、偶然発見したさくらの苗が発端です。その苗を植え、育ててみたところ、どの種でもない新種だったそうです。その原木は今でも大きく育っていて、この原木が毎年一番先に咲き、ついで子どもたちであるその他の河津川河沿いの桜たちが咲き誇ります。

Rimg06302

河津桜(カワヅサクラ)は早咲きオオシマザクラ系とヒカンザクラ系の自然交配種と推定されています。1974年(昭和49年)にカワヅザクラ(河津桜)と命名され、1975年(昭和50年)には河津町の木に指定されました。

Rimg06031 Rimg0614
蕾は濃紅色 花は薄紅色 葉は開花後に展開される

Rimg0623
花柱 1本 おしべ 40~50本

Rimg0626
ミス伊豆の踊子さん お仕事ご苦労様~ 

Rimg0582

いいでしょ~~ 川に山に桜並木。この風景、まさに日本ですよね。

このところ、この河津桜をお庭に植えるのが流行りみたいですね。

では

**********

 

| | コメント (0)

2010年2月22日 (月)

フタバガキデザイン?のピアス@インド

今、インドのバンガロールに住んでいるウリさんから、こんな嬉しいメールが届きました♪

ウリさんとは、ボタ歩きの会に熱心に参加してくれてたウリさんです。日本でも一緒に鎌倉とか小石川植物園とか歩きました。そう、あのウリさんですよ!

ーーーーーーーーーー

なんと、フタバガキのピアスをみつけたんですよ~!
最初は、よくにているなと思いつつショーケースからだしてもらったんですが
どうみてもフタバガキっぽい。 でも葉っぱが3枚なんですが。
Rimg0204_2_2

ショーケースのなかをさらに見ると、シルバーのフタバガキがあるではないの。
お願いして写真をとらせてもらいました。

Rimg0205

ピアスは引っ掛けるタイプで素材はシルバーにゴールドプレートしたものです。
石はご覧のように色が均一ではないのですが半貴石です。 ピンクがおおかったのですが、黄色もありました。
インドは次のストックがいつはいるかわからないので不明ですが、今ならあります。
値段はちょっと高くてペアで4000円ほどです。 ご入用でしたら、来週また行けるので買っておきますよ~ん。
二番目の写真はシルバーのフタバガキで非売品。 ブローチです。 すてきでしたよ~。

Rimg0203_2

私は耳に穴開けてないから出来ないけど、穴開けてたら絶対欲しい~~

それにしても、フタバガキはインドではポピュラーな木の証拠??

このフタバガキ・デザインのピアスを見つけた時、彼女は狂喜乱舞してしまったそうですよ!笑

ちなみに2番目の写真のシルバーのブローチのデザインは
Hiptage sericea キントラノオ科で、つる性の植物のデザインですね。

ウリさん!ありがとう!インドの植物情報、待ってますね!凄っい楽しみ~!

では

***********

 

| | コメント (8)

2010年2月11日 (木)

1月ボタ歩きの会 報告

  こんにちは♪お元気ですか?

ずいぶんとご無沙汰してしまいました。シンガポールのこばちゃんから、ボタ歩きの会の報告が届いています。急いで書かねば・・・(マイコンピューターもやっと整いました。)

私は?というと、ある用事で植物から離れている日々約2カ月でした。。。それも過ぎ、またてくてくと自然の中を歩いています。歳とった両親のこともあるので、思うように自分の時間がとれませんが、マイペースで自然や植物を楽しんでいます♪やっぱり緑に触れるのはいいな~。

昨日も久しぶりに、シンガポールから一時帰国のchokoさんとシンガ仲間で、向島百花園と隅田川七福神巡りを楽しんできました。懐かしいシンガポール自然友の会の「あらま探検隊」の、のりでしたよ。

1782010.02.10
halさん提供の写真です。言問団子を食べた後、5個目のお寺、布袋尊・弘福寺にて!相変わらずの面々です。現実はいろいろありますが・・・ね・・・

Rimg0425
吾妻橋近くで、わぁ~綺麗!河津桜が咲いてました!

日本の初春の様子をお伝えしたい!のですが、今日はこばちゃんからのボタ歩きの会「シンガポールボタニックガーデンを歩く会」の報告をせねば~~「そうだよ~~!!」と、こばちゃんが怒ってますよね。ごめーん!

はい、始めます!

ここからシンガポールです!!!ガイドこばちゃんからの報告です。そして、ちょっとお知らせです。

10125_019_2

まゆりさん お元気ですか?
ボタ歩きの会の報告です。

今月は、ECOエリアに行って見ました。

ECOエリアにあるECOレイク。

10125_009_2   

数羽(4羽?)の黒鳥が暮らしています。
西オーストラリアからやって来た子です。渡り鳥ではありません。

10125_008_2

いつものんびり泳いでいます。
人なつっこく、すぐ寄ってきます。

が、これは餌をもらえると勘違いして??かな?
「ごめんね。私たちは餌持ってないのよ。」
しばらくするとあきらめて向こうへ行ってしまいました。

10125_007_3

橋桁の上には、アカミミガメ。天気のいい日は甲羅干しです。

10125_016_210125_013_2
シロハラクイナちゃん

いつもは、ササッと逃げてしまうのに、いつまでも私たちの後を付いてきます。
どうやら、カメラに付いていた赤っぽいストラップが、美味しそうに見えたみたいです。赤い実を、鳥が食べて種の散布をします。。。ってガイドで説明してますが、思わず納得してしまいました。

今日は、かわいいお客様が2人も来てくれたので、動物さんもたくさん出て来てくれました。ありがとうございました♪

======

さて、まゆりさんが創めたボタ歩きの会ですが、私の都合で今回が最後とさせていただきました。まだ帰国ではありませんが、ボチボチかな。。と言いつつ?

たくさんの方に参加してもらい、ただただ感謝です。
ありがとうございました。
またどこかで逢えると思います。
ボタニック大好き。。 

by こば

======

という次第で、ボタ歩きの会も幕を閉じることになりました。

私に引き続いてガイドをしてくれたこばちゃん!本当にありがとうございました!

微力な私たちのガイド力でも、シンガポール植物園のあの溢れんばかりの緑の命に何かを感じて頂けた事と信じつつ・・・一応今回で終了させて頂くことになりました。今まで、ご参加頂いた皆さん!本当にありがとうございました。一緒に歩いた方々のお顔は今でもはっきり覚えております。皆さまからたくさんのパワーを頂き、素晴らしい時間を頂きました。お伝え出来ぬほど感謝致しております。ありがとうございました!

あー、楽しかったなぁーー!

日本の自然を歩いても、シンガポールの植物園や熱帯雨林で得た経験が原点であることをいつも思います。

シンガポール・ボタニックガーデン!魅力ありすぎです!

この会がなくなっても、私達(日本人会自然友の会・ボタニックラバーズ)が作ったボタ本があります。植物園も日々変化してきていますが、この本に基本的な熱帯植物は網羅されていると自負しております。
どうぞボタ本*を参考にして、植物園にあるそれぞれの植物の知識を得、歩いて触れて、感じて頂ければ嬉しいです。

また、いつか緑の中でお会いできるのを楽しみに!

Rimg0644_4

*ボタ本(愛称)とは、日本語でのシンガポールボタニックガーデンのガイド本です。正式名称SINGAPORE BOTANIC GARDENS

シンガポール日本人会ショップにて販売いたしております。

では

ーーーーーーーー

| | コメント (6)

« 2009年12月 | トップページ | 2010年3月 »