白馬八方・栂池 紅葉を見に その3
いよいよです!
入り口右側には瀟洒な「栂池ヒュッテ記念館」があります。いい感じの建物でしょ?!私が小さい頃、赤い屋根といえばモダンな建物、外国の匂いのする建物でした。このヒュッテもヨーロッパの匂いがする♪
栂池自然園は中部国立公園第1種特別地域。だから建物は建てられません。でも、北アルプス登山のベースとして、70年以上も親しまれたこの旧栂池ヒュッテ(昭和8年木造3階建て・かつては栂池湿原にあった山小屋)だけは栂池ヒュッテ記念館としてここに移築され、小谷村が平成14年に整備保存しました♪2階の窓の両側にある鐘がかわいいでしょ?!時を告げる鐘だったのかな?
・・・なんて思い、このブログを書きながら、ちょっと調べてみました。すると・・・こんな事が分かりました。この鐘にはこんな深い想いが込められていたんですね 知らなかった・・・
栂池ヒュッテの鐘
ヒュッテに二つの鐘があります。
昭和十一年四月一日に吹雪の黒菱で遭難死した
池田清一青年の供養の為に父親の浄財を元に造られたものです。
黒菱の池田小屋と共に鐘を造り、
遠見、黒菱、唐松、猿倉、栂池に分けました。
父親の「小屋や鐘で助かる人があれば、息子の死も
無駄にならないし、慰めにもなる。」と、言ったそうです。
「清林一音」の戒名の入った鐘は今も霧の日に鳴らして、
その役割を続けています。
記念館展示資料より
父親の無念の想いの込められた鐘だったんですね。
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自然園入口すぐは水芭蕉湿原 1860m 水芭蕉は6月半ばから7月はじめまで。 私達は、の~んびりタネの観察です♪
植物オタクにしか興味ないであろう種ちゃん♪ でも、これまた面白いよ!珍しいと思うから載せちゃおう!それぞれの花はこのページ(栂池自然園に咲く山野草)で見てやってくださいませ。旬のお姿を!笑
このぐにゃっと握り拳みたいなのは、ミヤマトリカブトの種
ヒオウギアヤメの種
つぎはこれ。
これなーんだ?って言ったって、分かるわきゃないですねーー。この辺り一面に生えている樹木です。
じゃー、これでわかる?
この木。白っぽい幹。。。白樺(シラカンバ)? そう思う人が多いかな? でもここは標高1800m超えてるでしょ。1860mに白樺(シラカンバ)は生えないの。(1500m以上ではシラカンバは育たないの。1500mが境界線。) ということは・・・ダケカンバ?そうそうダケカンバです!いやに曲がってますのは、歳とってるから・・・ ははは、違う違う!それはね、雪のせいなんです。この辺は6mを超えるほど積もるそうです。じっと耐えるんですねー。
あっちもこっちもダケカンバの木、曲がってるのが多い!!!幹は絹のようにきめ細かく、すーっと伸びたら綺麗なダケカンバなのに、だめじゃん!!! 曲がっちゃちょっと綺麗じゃないじゃん。駄目じゃん!!!
そう思ったあなた!!!
それが、それが・・・おっとどっこい!!!
その曲がりが、こんな素晴らしい景色を造ってくれてました!この造形美!感動ものですよ!
いやー、綺麗でした!深い緑のオオシラビソの中でダケカンバの幹の白さが映えます♪ダケカンバが浮き上がって、まるで日本画の世界のようでした。
おーい!ダケカンバ!あんたは何て綺麗なの~~!
つづく (疲れたので、明日にしよう!お天気めちゃいい連休最後の日です。両親誘ってドライブでもしようかな・・・)
では
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コメント
まゆりさん!楽しかったね!綺麗だったね!

心洗われる清々しい場所でした~
旅については毎度お世話になりましてありがとうございます
今回もワタシのブログでは、行ってきましたの報告だけで「詳細はまゆりさんのブログを見てくださいませ」でしめちゃおうかしら(笑)
ところで、お呼びがありましたので訂正(^^)/
握り拳みたいなのは、ミヤマトリカブトのタネと思われ。
猛毒……ぎゃぉ!!
投稿: hal | 2009年10月13日 (火) 00時01分