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2009年3月24日 (火)

これでも針葉樹

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学名:Phyllocladus hypophyllus マキ科 エダハマキ属
一般名:セロリーパイン

原産地:マレーシア

板橋環境熱帯館で見た珍しい木。

普通に葉っぱがあるでショ?

でも、実は葉っぱじゃないんですって。。。

おまけにこの木は、なんと針葉樹なんですと。。。

なんですと???

っていう訳で、うちに帰ってからも、なんだかずっと印象に残ってるのでご紹介。

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こんな説明の看板が立ってました。ネットで調べたんだけど、あんまり情報はありません。だから、ただただ、へーーー!って言ってます。笑

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これらは葉っぱじゃなくて、枝が癒合して出来たものなんですって!確かに、セロリーの葉みたいですよね。でも何のためにこの枝は葉っぱのように癒合する必要があるのでしょう?どなたか分かる人、教えてくださ~い。

そうだ、日曜日にガイドがあるらしい。いつかガイドを聞きに来て質問してみようかな?

どういう根拠でこの木は針葉樹と分かるのかな??きっと遺伝子的にですよね。

そういえば、マキ科で、日本で有名なのは、イヌマキとナギですよね。ナギは葉っぱが広いなぁーーー(イヌマキとナギが分からない人は緑色をクリックしてね。ハハーンと何となく分かると思いますよ。きっと見たことある筈だから・・・)

針葉樹の定義のようなものがあるのかな?

では

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コメント

まゆりさん、
 下記は、ご質問の針葉樹の定義と、熱帯雲霧林の定義についての参考資料です。マレーシアの熱帯雲霧林上部は温帯の雪が積もるような寒冷地ではないので、下記の説明の針葉は不向きだったので、葉状枝に変化したのでしょう。
 下記のAとBの参考資料を合わせて熟読していただくと、なぜセロリーパインの名がついたか納得していただけるかと思います。
 最後の熱帯雨林とジャングルについての関係も熱帯植物に興味のある方は、ぜひ目を通して下さいね。 
   
A.針葉樹はなぜ針葉という特徴をもったか?
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1312004453

1.意外かもしれませんが、実は針葉樹は広葉樹に比べて葉面積が広いのです。それが理由です。
 針葉樹は針葉一枚一枚の形態からシュート(葉と枝軸を含む単位)内における針葉の3次元的な配置、シュートの樹冠内における配置、樹木全体の樹形に至るまで、様々なレベルにおいて形態が多様に変化します。
 針葉樹は広葉樹と比べて葉面積指数(単位土地面積あたりの葉面積)が高く、樹冠が深い(低いところまで葉がついている)という特徴をもっています。針葉樹は樹冠の上部から下部にかけて減少する光を効率的に捉え、光を無駄なく利用することによって広葉樹よりも高い成長量を実現しています。例えば、亜高山帯域のロープウエーからオオシラビソやシラビソなどの針葉樹林を見下ろせばわかると思いますが、隙間なく林冠が覆っています。

 トウヒ属やモミ属、ツガ属などの針葉樹が生育する北方域では光資源が南方に比べて少なく、より効率的に光資源を利用する必要があります。また、アカマツやカラマツなどの撹乱後に先駆的に侵入してくる樹種は他の樹種や背の高い草本との競争に勝つためにも成長量が速いことが重要になります。
 一方で、針葉樹の葉の光合成については、最近の研究で低温下では光合成をおこなっていないことが明らかとなりました。つまり厳冬期には光合成はおこなわずに呼吸のみをおこなっているわけです。逆に、このような低温下で雪面からの反射などの強い光を受けると、葉の組織が壊れて、枯れてしまう「強光阻害」という現象が起きます。カラマツ(落葉松)は秋に落葉する落葉針葉樹です。

 一般的に針葉樹は雪圧に非常に弱く、雪崩斜面などはダケカンバやミヤマナラのような落葉広葉樹種が生育します。
 しかし北方、亜高山針葉樹が生育する地域は冬季には風が強く、乾燥が著しいため雪に埋まっている必要があります。外気がマイナスな場所でも、雪面下は0度をやや下回る程度であり、乾燥もしません。ハイマツや雪圧に強いモミ属のオオシラビソなどは冬季に雪に埋まります。その際に、冬に葉が付いていることが雪をトラップする上でもプラスになっているようです。
 一方、トウヒ属やツガ属は雪圧に弱く、その一方で乾燥に強い葉の組織構造を持っています。このような樹種は非常に寒くなるものの、積雪が少ない場所に生えています。
 日本の場合、寒い場所は雪が多いというイメージがありますが、実際には北方針葉樹の生育する世界のほとんどの地域は積雪は1mに満たないところがほとんどです。

 結論からすれば最初に述べたように、針葉樹は葉面積を多くし、1年を通じて少ない光資源を有効に利用するため、または他の植物との生長競争に勝つために針葉という形態をとっているのです。


2.  針葉樹は広葉樹に比べて北に自生しています。これは風よりも雪を意識した形です。 葉っぱが凍らないように脂が多く、雪にも強く、風にも強い形になりました。
   寒いときにも光合成できる利点も併せ持っています。
   広葉樹のように薄っぺらで広い葉っぱは効率はいいのですが、年中葉っぱをつけることガでいません。寒い地方で生き抜くには葉っぱを落とさず、年中光合成する方が得なのです。


3. 針葉樹は風媒と言って風を使って受粉するので、背を高くします。そのぶん風のあたりが強くなりますが、細くて堅い葉なら強い風を受けても葉がちぎれたり枝に負担がかかったりしません。

4. 食べられづらい。雪が落ち易い。風の影響を受けづらい。

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B.熱帯雲霧林につては、下記の熱帯雨林の解説中に出てます。 

熱帯雨林
http://jp.encarta.msn.com/encyclopedia_761552810_2/content.html
 熱帯雨林では林冠に枝や葉が茂り、日光が林床まで届くことはほとんどない。常緑樹のため、林床の落葉層はわずかで、養分は少なく落葉層が分解されてできる栄養分は、すぐに樹木によって再び吸収される。熱帯雨林では、栄養分のほとんどが樹木に貯えられることも大きな特徴である。

4.雲霧林

ひとつの熱帯雨林内でも、高度が増すにしたがって、植物の種類、植生の構造は変わり始める。降水量や気温、風、湿度を含む、気候の高度的な変化は植生に影響するもっとも重要な要因である。ただし、局地的な地質も重要な役割を果たすことがある。

熱帯の山地では、高度が100mますごとに、平均気温は0.5°C低くなる。雲霧林は、熱帯雨林内、または、それに隣接する海抜1000~3000mのあたりにみられる。そのため山岳林ともいわれる。植物の種は熱帯植物ばかりではなくなり、温帯産の植物が多くなる。

高度がますにしたがって、木は小さくなり、平地ほど多様ではなくなる。幹はねじれたり、こぶをもつようになり、蘚類や苔類に被われ始める。これらの植物は霧や雲に被われた環境でよく育つからである。シダやタケも普通に見られるようになる。

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◎ ついでに熱帯雨林とジャングルのの関係について、詳しい解説がありましたので、行け加えておきます。  

熱帯雨林は、およそ南回帰線と北回帰線にはさまれた地域で、もっとも寒い日でも平均気温が18°C以上の地域(熱帯)に分布する森林のことである。降雨量や雨季といった気候や海抜高度、緯度、あるいは単独で存在するか、他の森林とともに存在するかによって分類される。地域的には、赤道の南北10度までの赤道地帯に見られる森林を指すが、熱帯より外まで広がっている場合もあって、そのような森林は亜熱帯雨林という。雨季と乾季の周期がはっきりしている地域では、熱帯季節林といわれる。熱帯林は熱帯の山地にできることもあり、そのような森林は雲霧林という。

一般的によく使われるジャングルという言葉は、未開の、自然のままの場所を意味するヒンドゥスターニー語(→ インドの言語)のjangalからきているが、英語のジャングルは木々や下生え、蔓植物が密生していて、通り抜けることの出来ない熱帯林の植生を意味するようになった。熱帯雨林というとジャングルをイメージする人が多いが、実際の熱帯雨林では、樹木が密生し、林床まで日光が届かないために、ほとんど下生えはなく、この意味で熱帯雨林はジャングルではない。

  以上、お役に立てば、幸いです。 バンコクにて  Midori

投稿: Midori | 2009年3月26日 (木) 12時07分

midoriさん

わあ!ありがとうございます。
こんなに凄い反応、ただただ感謝です。
これは、、、勉強せねば。。。笑

投稿: まゆり | 2009年3月28日 (土) 08時15分

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