モーリシャスの旅 7 パンプルムース植物園
パンプルムース植物園といっても、誰が知る??モーリシャスにこんなに有名な植物園があるなんて・・・私もついこの間まで知らなかった・・・ええっ?!モーリシャスに有名な植物園があるの?!植物園の存在を知ったとき、旅への期待は何倍にも膨らんだのでした。行ってみたい!!!名前もいいじゃん!パンプルムースって覚えやすい。。。多くの時間を割くことはできませんでしたが、行って来ました!!!大興奮の巻でした。
メインゲート:1862年にロンドンのクリスタル・パレスで開催された国際展覧会で1等賞?を受賞したといわれているヴィクトリアン・スタイルのゲート。
タクシーが大通りの角を曲がった途端、目の前に現れた優雅な植物園のメインゲート。うぉおおお!!!まさにイギリスだーーー。シンガポールの植物園のメインゲートの3倍ぐらいの長さはあります。
モーリシャスの人々の暮らしぶりはけっして豊かではありません。そんな貧しい生活レベルの街並みに目が慣れた頃、余りにかけ離れた優美な存在にちょっと度肝を抜かれたような、そんな感覚に捕らわれてしまいました。かなり後に下がっても写真に入りきりませんでした。すごい!!!それに、中から感じる木々の気が!ここも気が満ちてる!!!この植物園すごいかも。。。
それにそれに嬉しかった!!!何が嬉しかったか・・・それは20年前大好きだったシンガポール植物園メインゲートが甦ってきたような感覚を覚えたのです。同じテイストです。いいなあ。優雅でとても女性的なメインゲートです。
この植物園、正式名称は、1988年にモーリシャス独立時の初代首相の墓が設置され、彼の名をとって「サー・シーウーサガー・ラングーラム植物園」となったそうです。以前はこの植物園がある土地の名をとって、パンプルムース植物園と呼ばれていました。今でも多くの人は昔からの名前を呼んでるそうです。
東インド会社との交易が盛んになるにつれて、薬用植物が研究用にたくさん植えられ、1767年、植物学者でもあったピエール・ポワヴルが提督として着任した際に、スパイスの木が集められ、南半球としては、初の本格植物園として開園したそうです。シンガポールと同じですね。シンガポールでは提督がラッフルズさんでしたね。シンガポールでラッフルズが今の植物園の前身のスパイスガーデンをフォートカニングに造ったのは、約60年後ぐらいですね。
ーーーーーーー
この植物園、広くて迷子が続出。そこでぼったくりのいい加減なガイドが現れ始め、10年前から正式なガイドが登場したそうです。約1時間のガイドらしい。どんなガイドさんに出会えるか楽しみ・・・。ゲートを入ってすぐのところにガイドさん達が待っていました。
おおっ、モアイちゃん。モアイって分かりますよね。ブログ左下にモアイちゃんいるでしょ?!なんだかモアイ像みたいな感じの人が近づいてきて、私達のガイドになってくれました。ボンジュール!!!
パパさんが調子に乗って、「彼女はシンガポール植物園のボランティアガイドをやってるんです。」なんて言ったものだから・・・でもでも、そのお陰で盛り上がりました!会話が!!!張り切っちゃいましたね、モアイさん。そりゃそうですね。モアイちゃんがあれを見ろ!!!っていうと、私が「おおっ!○○!!!」って、名前を言って驚くから、モアイさん大喜び。あっちも見ろ、こっちも見ろって大忙し。私も全てが大きいものだから、そりゃ驚くんだわさ~~パパさんも楽しくなって、3人にこにこの1時間でした。
さて、一番最初に見たのはバオバブ(アフリカ種)
でか~!!!皆で手をつないで10人で囲めるかな?
葉をつけたバオバブはマダガスカルでもなかなか見れないと聞く。マダガスカルで葉っぱをつけたバオバブを見たい!!!その願いは今回叶わなかったけれど、まさに目の前に葉をつけたバオバブが・・・それも見たかった幹の太いバオバブが。。。植物に興味の無いパパさんが声を上げた!!!おおーっ、こりゃー、僕でも凄いと思うよ!!!
その横のちょっとばかし太目の樹に実がたくさんぶら下がってる・・・モアイさん、これ何?
「バオバブの実だよ。」「ええっ、バオバブの実?!?!」「うそ~~?!!!」もうかなりハイテンション。
この人モアイさん。 ねっ、分かるでしょ?。
それより、それより、これがバオバブの実。ぼこぼこぶら下がってました。
バオバブは約250種類があり、オーストラリア・マダガスカル・アフリカに多く分布しています。モアイさん、木の下に置いていた種を持ってきて、もって帰って植えろって。。。盆栽にいいよって、種をくれました。超嬉しい、ありがとう!!!
中にコーヒー豆ぐらいの種がたくさん入っていました。モアイさん、とっても素朴でいい人。
バオバブは「星の王子さま」サンテグジュペリでお馴染みですね。その独特の樹型から、悪魔が大木を引き抜いて、逆さまに突っ込んだともいわれている樹です。バオバブは幹に水分をたくわえており、乾季になると葉を落とし休眠し、休眠中はその水分で生きのびます。
ウイキペディアによると、
バオバブ(Baobab,Adansonia)はアオイ目パンヤ科バオバブ属の植物の総称。アフリカ、マダガスカル、オーストラリアのサバンナ地帯に多く分布する。幹は徳利のような形をしており、高さは約20メートル、径は約10メートルに及ぶが中は空洞になることが多い。葉は幹の上部につき、乾季に落葉する。花は白色で大きい。果実はヘチマのように垂れ下がり、堅い。果肉は食用・調味料とする。また、若葉を野菜として利用する。
サン・テグジュペリの『星の王子さま』では、星を破壊する巨木として描かれている。浜名湖花博において日本では初めて屋外で開花した。
バオバブは観葉植物にもなり、盆栽型に仕立てることもできる。
とあります。
ーーーーーーーーーーー
バオバブは人気の樹ですね。
幹に耳を寄せると水の音が聞こえるともいわれます。
モアイさんとの楽しい散策
また続く
では
*********
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
うっほ===!!!!おもしろそーーー!!!!!
次の記事も、盛り上がって期待しちゃいますよ~
バオバブの実、素敵ね!
それにしてもモアイさん、あんまり似過ぎてて、これじゃほんとの名前も覚えられないね(笑)
投稿: hal | 2008年4月29日 (火) 03時08分
250種類も!
素敵な旅行だったのですね。
状況を想像すると、目に浮かぶようです。(笑)
いいな~、モーリシャス。
ワタシも植物に詳しくなって出かけたいな。
投稿: きのこ | 2008年4月29日 (火) 09時30分
ハルさん、日本に帰ってきました。また連絡しますね。植物園ほんと楽しかったよ。土産話も聞いておくれ!
投稿: まゆり | 2008年5月 2日 (金) 22時56分
きのこちゃん。モーリシャスは旅行者価格が高い。夫婦二人になったときに優雅に行くのがいいよ!いいなあ。まだまだ時がいっぱいあるね。。。うんうん、まずは植物に詳しくなってください~!
投稿: まゆり | 2008年5月 2日 (金) 23時01分