ソテツを食う蝶
植物園ガイド仲間で久しぶりの散策でした。
月に一回、大学の先生2人と一緒に散策。私は劣等性でいつもお尻にくっついて行っているだけなんですがねーーー 大学の先生といっても若いんですよ!そのうち一人は日本からフタバガキ(アジア熱帯雨林の代表的な木)の研究で、来星中のK先生。そして今回はそのK先生の友達のトンボと蝶の先生が日本から飛び入り参加でした。大学の先生というよりは、虫取り少年がそのまんま大きくなったような感じ・・・いいですね~。
植物園のエボリューションガーデンにはたくさんのシダやソテツが見られます。シダの胞子を見るとなかなか面白い・・・何が面白いの?って思った方は見てみて!
例えば、これはヘゴシダ。
胞子を飛ばすために蓋が開きます~開けゴマ~~~!!!
ねっ、見事に蓋が開いてるでしょ!中にはたくさんの胞子嚢が・・・私達がよく言う胞子ちゃんは、このまた中にいっぱい入っているのですねー。まさにミクロじゃーーーって感じでしょ!!!
写真を撮って面白がって見ていると、そばで「いたっ!!!」「何がいたんですか?」見せてもらったのは、蝶の幼虫。何度もここを歩いたけれど、蝶のことを考えて歩いたことなんてなかったなあ。それもソテツを食う蝶だそうな。へ~、そんなのいるんだー
確かにこのソテツにたくさん蝶が舞ってました。ソテツに卵を産みに来てるんですね。
ちっちゃい幼虫君。どんな蝶かというとこんなかわいい蝶でした。幼虫がソテツの新芽を食べるんですね。
学名:Chilades pandava クロマダラソテツシジミ
日本では、南の島にしかいなかったこのクロマダラソテツシジミ。だんだん北上して東京辺りでも見れるようになったらしいですね。観葉植物にくっついてくるのかな?
蝶は大体2,3週間の命だそうです。もう一種類これまた葉の先を食べ、その葉に擬態したちっちゃなちっちゃな幼虫も見れました。
今まで、蝶は、「わー!きれい!」とか羽の色を見て喜んでいるだけの私でした。なんだか見る目が変わったような・・・。いつもは目にも留まらなかったちっちゃーい幼虫を手にして、なんだか妙に感激したのでした。
蝶と蟻との共生とかもあるらしい。
おもしろそうーーー。
蝶博士の飛び入りで、またまた楽しい散策となりました。エボリューションガーデンを出て、果樹園エリアでまたまたキバタンを見ました。スターフルーツを食べてましたよ。我々もお腹がすいたので、エコガーデンから外に出て、すぐ目の前フランス大使館横のダ・パオロで優雅にイタリアン。おいしかったあ!!!
では
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