シンガポールロードデンドロン
学名:Melastoma malabathricum ノボタン科
Common Name: Straits Rhododendron, Sendudok 淡い紫色のかわいい花。シンガポールで自然保護区や公園を散歩すると、森の周辺の明るいところでよく見かける花。シンガポールロードデンロロン、おっと違った、ほほほ、これじゃ舌足らず~~~ 正しくはシンガポールロードデンドロン。シンガポール植物園でも、パームバレーとレインフォレストの間の道際に咲いています。シンガポールの森の際で、ほんとよく見かける花です。約6~7cmぐらいの直径の花です。 ノボタンのようでしょ?!園芸種のコートダジュールとか、よく似た姿の花は日本でもたくさんありますね。 ぱっとみると、黄色いオシベが目に付きますが、この黄色いオシベは不稔オシベといって、遺伝子がないので受粉してもだめなのだそう。。。本当のオシベは白い方のオシベの先に袋があって、そこに花粉が入っているらしい。 黄色い色は虫が好きなので、黄色いオシベで虫を呼んでいるらしい。へー、賢い!なんてそこでいう人がよくいるけれど、それならなぜ、黄色いオシベなんて作らなくて、最初から白いのだけでいいじゃん!!!そうじゃない??? ひねている私はそんなことを思ってしまうけど・・・ おっとどっこい、黄色いオシベを求めてやってきた虫の羽音で、やっと花粉の入っている袋が開くのだそう。そして、虫さんに花粉が付く仕組みになっているそうで・・・・・二つのオシベをよーく見ると、頭が黄色い方にあると、ちょうどお尻辺りに花粉が付くのかなーー??よくできてるなあ~~。それに、それほど花粉を大切にしている仕組みを持っているなんて結構効率のいい仕組みを持つ高等な花じゃん!!!などと、心から感心してしまう・・・!!! 実は黒い色をしていて、食べると粒粒した食感が面白いらしいですよ。 甘いらしい・・・ でも、これを読んだからって食べないでね。 これが実。下の赤い色で鳥を呼びます。鳥の好物。 黄色は虫の好きな色。 この実と新葉を使って、漢方薬「保済丸」が作られます。お腹が痛くなったり下痢をして、シンガポールの薬屋さんに飛び込むと、この薬を差し出されます。そんな経験のある人、多いのでは?? 学名の「Melas」はギリシャ語で黒色のこと。「stoma」は口のことだそうです。 このいっぱい粒粒が入っているケースを二つも飲めって書いてあります。二つも~~??でも、この箱ちっちゃくてかわいいの。正露丸より匂いはましかも。漢方薬らしいパッケージが素敵。メイドイン香港です。 今度見かけたら、あーあの漢方薬の花!なんて思い出してくださいね。 シンガポールローロレンロロンです!!!なんちゃって!笑 では *********
シンガポールロードデンドロン、マルバルノボタン
原産地:シンガポールとその周辺
撮影:ラブラドール自然保護区
赤は鳥の好きな色。
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コメント
吐き気、腹痛時、凄い威力!!
保済丸,私は使用。良い製品を。
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投稿: naka_kakishima@yahoo.co.jp | 2010年3月10日 (水) 00時15分