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2007年6月21日 (木)

あり植物@マカランガ

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学名:Macaranga triloba トウダイグサ科

コモンマハン
原産地:インドシナ、西マレシア

この植物ブキティママクリッチの明るいところに良く見られる植物。私達は属の名前で、マカランガと呼んでいます。コモンマハンともいいます。

この植物、とっても特徴のある植物なんですよ。
もっと近づいて、撮影してみると、

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わかるかな?葉の裏に黒い点々。さて何でしょう?なんていうほどのこともない。普通にアリさんです。でも、このマカランガには、いつもこんなにたくさんのアリさんがいるの。

何故?・・・それはね、なんか茶色の輪のようなものがあるでしょ?!これがポイント。

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もう一つは、よーく見ると上から2番めの輪の間に小さい穴が2つ見えるかな?

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これが第二のポイント。

実はこの植物はありさんのおうち。このマカランガは体の一部で脂肪たんぱく質をつくり、それを餌として、アリに与えているのです。この茎は空洞になっていて、中にはアリがたくさん住んでいると言うわけ。あの穴はアリの出入り口なの。

見てみて!アリさんが出入りしてるよ。

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わかる?このアリさんこんな形なの。

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これは、お尻をもちあげてるとこだけど、お尻がとんがってる。だから、きっと上の写真はお尻の下から撮影しちゃったのね。変な角度でごめんね。(^O^)
このアリ、Crematogaster borneensis

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今度は出てきているところ。なかなかシャッターチャンスが合わなくて、う~ん、残念。皆についていかなきゃいけないし、いろいろ大変なのーごめんなさい。アリさんの触角で我慢してね。今、皆さん直径3~5mmの茎を見てます。竹じゃないよ~笑

その上、面白いことに、アリは茎の中にカイガラムシを連れてきて飼い、そのカイガラムシが出す分泌液も自分達の餌にしているそうな・・・なんか人間が牧場で牛を飼って、ミルクを飲むのと一緒かな?ミクロの世界も似たようなものなのね・・・いやあ、面白い!!!死んだカイガラムシの死骸はマカランガの養分になるんですって。。。へ~。

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輪の中はこんなのでした。白いのが脂肪たんぱく質。一ヶ月前に撮影。見れた見れたと喜んでいたのですが・・・

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きのうのライフルレンジリンク散策の写真を見ていたら、あれ~?まだ青いかわいい拓葉のところに白い粒粒がたくさん!!!もしかして、あの粒粒ではないですか・・・こんなにたくさん・・・凄い!!!ですねーー

ただし、一方的にアリさんの為に食べ物を与えているだけでもないのです・・・

これはマカランガが進化の過程で生み出した?単なる偶然?いや、偶然は必然だから・・・ううー、なんでもいいや、自然の営みの中で、自然にこうなったマカランガの生き残り作戦。

生存競争の激しい熱帯雨林の中で、絡み付いてくるツルを噛み切ってもらったり、虫を食べてもらったり、アリさんにもたくさん助けてもらっているのです。

お互いに助け合っているという訳。こういう関係を共生というんですよ。こういう風にアリを住まわせつつ、アリに助けてもらっている植物をあり植物といいます。他にも「あり植物」はあるけれど、その代表格の植物がこの「マカランガ」です。

大体、1~2mぐらいのものが多いけれど、すごーく高く3~5mぐらいになり、花や実をつけているものも時々あります。下は、そんな背の高いマカランガの実。

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時々、茎が赤くて、葉の裏が赤いのもあるのよ~と、machiさんがおっしゃっていたのをきのう初めて見ました。

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これです。ほう、へえー色々あるのね。
ふー、長くなりました。ここまで読んでくださった方、ありがとう。m(__)m
最後にマカランガの全体の姿

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ブキティマの頂上へのメインロード、マクリッチ貯水池の木道沿いでもよく見られます。この二つは行きやすいところ。お子さんにちょっと教えてあげると、ママの株は急上昇!!!

ママ凄いじゃんという訳です。

親子散策お楽しみ下さい。

では。

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