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2007年6月14日 (木)

綿の降る木・カポック

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学名:Ceiba pentandra  パンヤ

インドワタノキ属カポック
Silk Cotton Tree
,Kapok Tree

原産地 熱帯アメリカ 熱帯西アフリカ

Photo_86

きょうは、針刺しの詰め物のお話。その前に・・・

シンガポール・ボタニックガーデンのバンドスタンド付近に、大きな大きな根っこのある木があります。人の大きさと比べると、どんな感じか分かってもらえるかな。上の写真では、人が木よりちょっと遠くにいるので、よけい凄い根っこに見えますね。でも、本当に迫力あります。植物園で必見の樹木のひとつです。名前はカポック

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樹高20m、あるいはそれ以上なる落葉高木。この木で大体樹齢100年ぐらいと言われています。根っこの形が面白いでしょ。こういう薄い板状の根っこの事を板根(バンコン)と言います。熱帯には四季がないので、ゆっくり養分を溜め込む暇がなく、土壌の養分はとても貧困、その深さは30cm位しかありません。そこで、根っこは養分を求めて、横へ横へと根を張っていくのです。その結果が板根という訳。

もう一箇所。タングリンゲート近く、リドレーハウスの横にも。それがこの木。

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この二人、いい感じで木の下を楽しんでました。

さて、このカポック。特徴が色々あります。そのうちの一つが、板根。そして、二番目は、これ。

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拷問にでも使えそうな棘(とげ)。初めて見たときはびっくりもの・・・これは、私の大好きズームアップ写真じゃないです。実際はもっともっと大きいとげが太い幹についています。へ~。

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カポックの上を見上げれば・・・枝の出方にも特徴。水平に輪生し、独特の樹型を作っていますね。板根だし、とげがあるし、枝が水平に出てるし・・・わかりやすい親しみやすい木です。ぜひ、覚えてくださいね。

それにそれに、まだまだ親しみやすいことが・・・

ここからが、今日の本番。やっとです!!!

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ケントリッジパークで、遠くにこんな木を発見。もしかして、カポック!だって、ちっちゃいながらも板根、とげ、そして、まるで帆船のマストのような枝ぶり・・・じゃあ、カポックじゃん!それも3本並んで。

実がぶら下ってるよ~!sugiさんと私は大興奮。ズームア~ップ。

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見えるかな?もちろんもっとズームアップするわよ~!

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うんうん、いい感じ。実です。それも綿の詰まった実・・・

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あたり一面降り積もった綿でいっぱい・・・

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実の内部は5室に分かれていて、細くて長い繊維に包まれた100~150個の種があるそうです。真ん中辺りに種が並んでました。

熟すと割れて、カポック(別名パンヤ)と呼ばれる繊維がでてきます。パンヤの枕とか言うでしょ。聞きなれた言葉ですよね。

散らばった繊維のそばに行くと、赤い虫がいるよ!注意!最初はてんとう虫?なんて喜んでいたら、あっちにもこっちにもいて、気持ち悪い~。

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この繊維はとても軽くて、断熱性が高く、防腐性が大きいことから、枕や布団やクッションの中身に使われてきました。おまけに、水をはじき、比重が小さく、水中における浮力が非常に大きく、自己重量の30~50倍量のものを水上に支える力があるので救命具などに。

第二次世界大戦中に、救命胴衣に利用されていました。今でも、競艇業界では救命胴衣のことをカポックというそうです。へ~へ~へ~でしょ?!

Photo_84 

その後の研究で、この細~い繊維は、電子顕微鏡で見るとストローのように筒状になっていて、表面張力の大きい水は吸収しないけれど、表面張力の小さい油はどんどん吸収すると言うことが分かりました。海洋や湖沼での廃油汚染の除去などに、どんどん重宝されているそうで、インドネシア・フィリピンなどで栽培が盛んです。いいことですね。

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葉は掌状の複葉

今年1月頃に植物園で白い花が咲いていました。と言っても、高すぎて見えない!!下に落ちていた花びらです。この様子はシンガポール熱帯植物だより・カポックツリーに飛んでみてください。

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一度見たら忘れられないカポック。

シンガポールにいらしたら、ぜひ植物園でこの木をバックに記念撮影をどうぞ。

では。

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コメント

ムシはコットン・ステイナーの仲間じゃないでしょうか?
赤と黒の配色だし、ワタについてるし、形もなんか似てますよ。

投稿: hal | 2007年6月14日 (木) 18時58分

まゆりさん、はじめまして。コメントありがとうございました。
え、シンガポール? ええ?自然友の会??って、びっくりどきどきしました。
ところで・・わはは!いつのまにか私の素性、割れてたのね・・(^^;)
わ~、カポック・・おぉ~、ラクサ・・うぅなつかしい・・
イラストも記事もとっても素敵ですね(*^-^*)
友の会でご一緒できたら素敵だったろうな~~すれ違いでほんとに残念。
またゆっくり読ませていただきにきますね。これからもどうぞよろしく。

そうそう、この虫は、私もコットンステイナーの子どもだと思います。
カポックの種に穴を開けて汁を吸うので、周りのパンヤが黒く汚れる・・いわゆる害虫とでも言いますか・・
で、やっぱり気持ち悪い?? かわいいよぉ~、びゅーちふる。

投稿: かほ(*^-^*) | 2007年6月16日 (土) 02時22分

halさん、コメントありがとう。かほ(*^-^*)さんにコットンステイナーの子ども達だとお墨付きをいただきましたね。大きいのは、まるでタキシードを着てるみたい。かわいいね。

投稿: まゆり | 2007年6月16日 (土) 16時23分

かほ(*^-^*)さん、訪問して頂き嬉しいです。このカポックは、かほ(*^-^*)さんの過去の地図を見ていて、気がついたんです。行ってみよう!といって、行ってみたら大感激でした!まだ、熱帯植物に首を突っ込んで一年です。今年多くの先輩達がシンガを去り、まだほんの新参者で頑張っております。叱咤激励よろしくお願い致します。がんがんご批判下さい。m(__)m

投稿: まゆり | 2007年6月16日 (土) 16時30分

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